輸入住宅に興味のある方、お家を建てたい知り合いがいる方へ
| 失敗しないために |
私もこの業界に興味を持ち、携わりながら様々な出会いや経験を積んで参りました。。 最近建築されたお客様の様々な失敗話や後悔を聞くにつれ、私自身も数多い住宅メーカーの中からなるほどというポイントを見極め、お客様に最低限これだけは住宅選びの前に知って頂きたいと思うことをここに挙げてみました。 この内容を大体把握して頂ければ、お客様ご自身でより良い住宅を選ばれる基本的知識がマスターできると思います。参考にして頂ければ幸いです。
詳細は下記の各項目をクリックしてください。
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構造について |
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まず最初に皆様方は、住宅メーカーの多さにビックリされるかと思いますが、
簡単に工法を紹介したいと思います。
1.木造軸組工法 要するに一般大工さんが建てる木の柱を使った在来工法
2.鉄骨軸組工法 木の変わりに鉄骨を柱とした工法
3.枠組壁工法 俗にいう2×4工法。柱を使わず面(壁)で支える構造の工法
4.鉄筋コンクリート造り工法 コンクリートの家
5.ミックスさせた工法
例えば木造軸組パネル工法…木造軸組にパネルで壁を造った工法
まずこの工法のうちどれにするのか選択しなければなりません。
日本は地震国ですので、地震に強い工法を選ぶべきです。
まず阪神大震災を例にとりますと、倒壊しなかった建物は2〜5になります。
倒れたのはほぼ1の木造軸組工法の建物です。
私も阪神大震災を見てから、それまでは木造軸組工法一本で建築しておりましたが、震災以後3の枠組壁工法にチェンジしました。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協・小野秀男理事長)の耐震診断調査結果によりますと、
調査は築3年以上の木造軸組工法の建物73,711件の耐震調査の結果、大震災時等に倒壊の危機のある住宅が74%にのぼったと
いう結果が2004年1月14日発表されました。
まず工法が一つの選択肢になります。
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ローコスト住宅について |
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今、ローコスト住宅というものが大変増え、一部上場会社から町の小さな工務店まで、
ローコスト住宅と名の付くメーカーは現在30社以上あります。ここ長野でも10何社がローコストで売り出しております。
しかし1坪当り26万8千円とかいいながら、標準仕様品がわかりにくいのが現状です。
また、規格住宅で『このプランの中からお選び下さい』という建設する住宅ではなく、建売住宅と一緒でこのプランですと何千万ですよ、
という住宅もあると聞いています。 はっきり申し上げますが住宅を建設するということは、住宅を買うのではなくお客様ご自身が、お好きな外観デザイン・
お好きな仕様品・お好きな間取りで、つまりフリープランで建築するという事です。
是非、世界に1軒しかない住宅を、買うのではなくお客様自身のプランで建築して下さい。/b>
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ローコスト住宅の特徴(某メーカー) |
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1.柱は3寸5分(10.5cm)の杉の柱(通し柱は4寸(12cm)か?)
2.アルミサッシか、外がアルミ内側が樹脂のペアガラス(結露する可能性があります。)
※アルミといわず、断熱サッシと言っているメーカーさんもあるようです。
3.高気密・高断熱ではない
(高気密・高断熱にすると坪単価がアップします)
4.断熱材の厚さが薄い
(厚い断熱材が入れにくいので外断熱という工法ができた)
5.壁は窯業系のサイディング
(10年位で張替えの危険性大)
6.屋根は鋼板、又は一文字葺きかカラーベスト葺き
(5年位で塗装の心配)
7.フローリング、内装、モールディング、ドアは全て合板張り (接着剤使用、シックハウス、ホルムアルデヒドの心配) 新建材(合板)だらけの家はやめましょう!!
そして、坪26万8千円といいながら、消費税まで入れると規格住宅で上の仕様品で、坪単価40何万円位になります。
40坪で1,700万円〜1,800万円。
この金額を出して頂ければ、当社では、
1.構造 枠組壁工法(2×6工法)
2.屋根 三州陶器瓦仕様
3.外壁 ジョリパッド塗装仕様
4.サッシは結露を抑える内外樹脂サッシ(アルゴンガス入、Low−E2加工)
5.高気密・高断熱仕様(公庫基準の次世代省エネ基準をクリアー)
6.断熱材は壁が140mm・床下、天井160mm
7.フローリング、キッチン、下駄箱等、無垢材使用
8.お好きなデザイン(外観)、お好きな間取り(フリープラン)
で40坪仕様ですと全て込みで1,800万円(消費税込)で可能です。
もう『寒い、結露する、耐用年数が平均26年』の住宅から決別し、耐用年数が長く性能の良い当社に切り替えてはいかがですか?
切り替えるべきだと思います。
それぞれ細かい事になりますが、重要な部分についてご説明したいと思います。
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サイディングについて
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窯業系サイディングの全盛です。 表は防水処理されていますが裏面は防水処理されておりません。
必ず出来るジョイント部分にコーキングをしますが、このコーキングは年数が経つにつれ硬化してきます。
硬化すると隙間が生じてそこから水が裏側に入り込んでしまう可能性があります。これが、張替えの原因になるのです。
私共は、ジョリパッド(塗装壁)仕様です。また、モルタルを一切使用しておりませんので、クラックと言われるヒビ割れの心配もありません。
また、最近では樹脂のサイディングが出てきました。(このサイディングはジョイントがありませんので張替えの心配は殆どありません)
私共の40坪1,440万円の仕様(2×4工法)では、この樹脂サイディングを使用しております
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合板について(つき板)
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現在日本で使われている住宅の床材、内装ドア、モールディング(回縁・巾木等)の殆どは合板です。
これには接着剤が使われておりますので、頭が痛い・目がちかちかする・のどが痛い等シックハウスの原因に
なっている可能性があります。 健康面から考えると出来るだけ無垢材を使用した住宅がベストです。
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耐用年数について
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先のローコスト住宅の項でも述べましたが、日本の住宅の平均耐用年数は26年といわれています。
もちろん世界で1番の短さです。ちなみにドイツでは60年、カナダでは75年が一般的ですがこの違いは何故でしょうか?
1番は木軸工法(在来工法)だからです。木軸工法でも法隆寺の様に何千年以上ももっている建造物もあるわけですから、
いちがいに木軸工法が悪いというわけではありません。原因は結露です。これが土台、柱の腐れとなって耐用年数を縮めているのです。
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防音について
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高気密、高断熱という言葉が使われるようになって10数年になります。 住宅に関しては北海道が一番の先進県であり、全ては北海道から始まっていると思います。
高気密、高断熱、内外樹脂樹脂サッシの使用、FF式の暖房器具等。 防音という問題は高気密、高断熱になってから生じた問題です。 まず始めに気密性が高い(高気密)・断熱性が高い(高断熱)、気密と断熱は一緒ではないとご理解下さい。気密の単位はC値、断熱の単位はQ値で表されています。気密が高いという事は隙間が少ないという事です。隙間が少ないと外の音が中に入りにくくなる、入りにくくなるという事は逆に中の音が外に逃げにくくなるのです。その結果、家の中で音が響くという事になります。 この音が一番うるさいのが外張り工法の家(俗にいう外断熱の家)です。壁の中に断熱材が入っていませんので壁の中は空洞です。ですから余計に音が反響してしまうのです。また、強制換気システムの音で眠れないという方もたくさん私は知っております。
ただ暖かいというだけの家という印象はぬぐえません。ただ暖かいというだけで坪60万〜70万円は高いと思いませんか?
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地耐力について
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もちろん住宅で気密、断熱、結露という問題も大事ですが、住宅の基本である基礎、構造も大事です。
住宅を支える基礎工事。これをいくらしっかりやってもその下の地耐力(地盤がどの位の重さに耐えられるか)が弱ければ何にもなりません。まずは、地耐力調査をさせていただき、その結果により基礎の方法を決定する必要があります。 まずどんな地下にも必ず支持地盤という堅い層があります。地表から支持地盤までの深さ、また地表から支持地盤までの地耐力(1平方メートルにかかる重さ)を25cm〜50cm間隔で測定します。地耐力(t/平方メートル)・支持力(KN/平方メートル)と支持地盤の深さで総合的に判断いたします。
もし地盤が弱かった時の基礎の補強としまして、次の方法が考えられます。
(※建物の重さによっても多少の違いはあります)
1. 表層改良(地盤改良)
予定建築物の下を掘削し、その土にセメント安定処理剤等を混ぜ合わせて硬くしてその土を予定建築物の下に戻しその後普通基礎で対応する。
2. 杭打ち(コラム・パイル・鋼管)
基礎下端より支持地盤まで杭を打ち込み、杭の上に基礎がのっている状態にする。
3. ベタ基礎
予定建築物の下すべてコンクリートを打ち込み耐圧盤をつくる。(防湿効果も得られる。但し地盤が弱い場合は不可)
4. 基礎補強
ベース巾、ベース厚の変更による補強
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家相とは
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家相は古代中国の易学が日本の平安時代に伝わり生活や思想に深い影響を与えた陰陽道に由来しています。
陰は消極的、陽は積極的と解されています。『家相』はその人の運勢に影響する家の構造の位置、方角を指しています。
私も何回か新築をされてから間もなくご不幸があったという話を聞きました。
そして、そのお宅の間取りを拝見させて頂きますとほとんどがご不幸にあう相の家を建てているという事です。
一つ言える事は、そういう家相の悪い家を建てなければそういう問題も生じないという事です。
この頃は、これを気にしない人もありますが、日本の長い慣習から大事にされる方が多いと思います。
お客様がせっかく新しい住宅を建築されるのですから、昔から避けている方角など後記を最低限チェックされ建築会社の担当者にご相談され、
末永い繁栄が約束されるという住宅を建築されます様願っております。
<家相のチェック項目> 1.鬼門・裏鬼門(避けるべき方角)
2.玄関の位置 3.トイレの位置 4.階段の位置
5.建物の張り出し・張り欠け
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樹脂サッシについて
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今、長野県で使われているサッシの約95%はアルミ単板・アルミ複層・外側アルミ内側樹脂というサッシが使われております。
これらのサッシは結露が生じる可能性があります。
残りの5%が内側も外側も樹脂のサッシ。または、木製と組合せたサッシですが、これらのサッシは殆ど結露がありません。
では、何故結露しないサッシを使用しないのでしょうか?
これは簡単に申し上げれば、値段が高いからです。
北海道では逆に95%の方が樹脂と樹脂のサッシを使用しております。建物で熱損失が一番大きいのが窓などの開口部になります。
冬場は室内の熱の半分が開口部から逃げていき、反対に夏場は屋外の熱気の約7割が開口部から室内に入ってくるというデータがあります。
樹脂サッシでアルゴンガス入、Low−E2加工したサッシですと、熱損失がアルミサッシの1/3になります。
まず、アルミサッシを樹脂サッシに変える事により省エネになります。また樹脂はアルミと比べ熱伝導率が1/1000ですので結露を防げるのです。
結露はぜんそくの原因にもなるカビやダニの発生をまねき、住宅の寿命にも大きく影響します。サッシ選びは慎重に・・・。
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高気密・高断熱について
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住宅はなぜ高気密化、高断熱化するのか?
これは、省エネで冷暖房費の節約になるからです。
公庫の基準でいきますと、一般の木造住宅の基準で、13センチメートル/平方メートル以下、
気密住宅の基準で5センチメートル/平方メートル以下が高気密住宅です。
つまり一般の木造住宅は、高気密住宅より約3倍隙間があるという事になります。
ちなみに、私共の建築物では約1〜1.5センチメートル/平方メートルですので、公庫基準である気密住宅の約3〜5倍も気密がよくなっています。
高断熱は、断熱材がきちんと入っているほど断熱性が高いという事になります。
ちなみに一般基準の住宅ですと、Q値(熱損失係数)が3.14です。公庫基準の次世代省エネ基準ですと2.40です。
ちなみに当社のQ値は1.44です。公庫の次世代省エネ基準の1.6倍以上もの断熱性を保っております。
当社の住宅と一般基準の住宅を比較しますと、
冷暖房費が約2.5倍以上節約される事になります。 高気密・高断熱は必要という事になります。
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結露について
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室内温度と屋外温度の差、並びに湿度の差によっておこる現象です。 冬、室内温度24度C
屋外温度マイナス5度C 湿度30%ですとサッシのガラス内側では約9.2gが飽和量です。
屋内湿度が40%位ですと内外との水蒸気量の差が約8.4gですので結露は起こりません。冬は常に湿度40%以内を心がける事が大事だと思います。
冬型結露は室内側から室外側に水蒸気が侵入します。 ですから当社ではシートによって断熱材をガードします。
それでも隙間をくぐり抜けて壁内に入った水蒸気は、断熱材の外側に空気層を設けて、タイベックシートを通して外へ逃がします。
そして室内の水蒸気は換気によって屋外へ出します。 夏型結露は、室外から室内に水蒸気が侵入します。
タイベックシートによって侵入を阻止します。それによって冬夏共に壁内結露は生じません。
まず断熱材を濡らさない工夫がされているか、内外シートをきちんとしているか、換気がきちんと施工されているかが重要になります。
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外断熱について
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外断熱工法に使われる断熱材はほぼ化学断熱材です。 ウレタン系、ポリスチレン、ポリエチレン等であります。
これは水蒸気を通さず断熱性があるという事で使われ始めました。
また、壁の中に入れるのは容易でないという事で柱の外側で施工されております。
≪外断熱の長所・短所≫
※ 従来の断熱材よりは暖かい。 ※ 結露を防ぐ。 ※ 24時間換気をして水蒸気を屋外へだす。 ※ 換気の電気代がかかる。
※ 壁の中が空洞になるので音が拡大反響する。 ※ 室内が乾燥状態になり肌が荒れる。風邪をひきやすい。観葉植物が育たない。
※ 化学断熱材が火事等により有毒ガスをだす物がある。 ※ 外壁サイディングの下に施工されているので
サイディングが動くと断熱材も動いてしまう。
火事になれば有毒ガスを出す可能性のある化学断熱材の使用は慎重に。
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最高の住宅とは
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私が思うに最高の住宅とは、安心住宅であります。
1.地震に対して安心
2.高気密・高断熱住宅である(冬暖かく 夏涼しい)
3.樹脂樹脂サッシ以上のサッシを使っている(結露がおこりにくい 気密性が良い)
4.合板(つき板)を使わない健康住宅(出来る限り無垢材使用の住宅)
5.フリープラン住宅である (買うのではなく、好きなデザイン、間取りで世界に1軒しかない住宅を建てて下さい)
6.ローコストである
7.家相を大事にする
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私共が目指している住宅とは
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1.デザイン性を重視します。
(例えば当社のデザイン性に優れた45坪・1,800万円の住宅を建てたとします。
また、他社の規格住宅(ローコスト)総2階のとてもシンプルな45坪の住宅を建てたとして、1,850万円位はします。
これをやむ得ない事情により売る事になった場合、あなたは2軒のうちどちらの中古住宅を買いますか?)
2.上にかかげた性能を重視します。
3.ローコスト住宅に徹します。
(当社の営業方針では、よい商品をより安く皆様に御提供します)
思いつくまま、ありのまま、あまり専門的な事は書かず住宅に関して浅く、
広くこれだけは知って頂きたい事を書きました。住宅は高い買い物です。絶対に後悔があってはならないと思います。
行っている検査内容 (1)基礎検査 (2) 建て方・構造検査
(3) 気密検査
この3点を抑えておけば、後は全部工事後でも見る事が出来ます。
見えない部分、また1番大事な部分をきちんとしていれば、問題はないという事で検査を行っております。
お客様の喜びを我々の喜びとする企業文化をこれからも守り読けます。
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